梅雨時の畳はこまめなお手入れが大切!!

湿度が高い時には空気中の水分を吸収、乾燥時には水分を放出し、室内の湿度を調整してくれる畳。吸湿性に優れ高温多湿の日本の気候に合った床材です。しかし、吸湿性に優れているがゆえ、ジメジメした日が続く梅雨時には、お手入れが必要になります。

吸湿性や抗菌効果に優れ、イ草の自然な香りで心を落ち着かせてくれる畳。

畳は衝撃を和らげて音を吸収する効果もあるので、お子様の遊びスペースとして活用されている方も多いのではないのでしょうか。

しかし、畳は、吸湿性に優れている分、梅雨時のお手入れが重要になってきます。吸湿性を最大限に発揮出来るように適切なお手入れをしましょう。

ちょっとしたコツをおさえれば、ジメッとした季節のお手入れも難しくないです。

今回は、梅雨時期の畳のお掃除方法とお手入れについてご紹介するのと、畳汚れの対処法や気を付けたいポイントも合わせてお伝えします。

~夏は涼しく快適、冬は暖かく快適な畳~

イ草は高温多湿な日本の気候に適した素材です。湿度の高い時には水分を蓄え、乾燥時には水分を放出してくれます。押し入れにゴザを敷くことも、布団の湿気を吸い取らせるための暮らしの知恵です。また、畳の部屋で昼寝すると気持ちよく感じるのは、体から発する湿気をイ草が吸い取ってくれるからだと考えられています!!

しかし、梅雨の時期は湿気が多く、カビが生えてしまう可能性があるので、週に1回から数回はお手入れをするようにしましょう。(換気することも大事です)

~基本的な畳のお手入れ方法~

ポイントをおさえたお手入れは、カビやダニ発生の予防につながります。

基本的な畳のお手入れ方法についてわかりやすく説明します。

1:掃除機やほうきでサッとゴミ取り

掃除機で畳表面のごみを吸い取ります。畳の目に沿って、ゆっくりと掃除機で往復しましょう。掃除機を強く押し付けたり、畳の目に逆らったりすると、イ草を傷めるので注意しましょう。

ホコリや髪の毛は畳の隙間に入り込んでしまい、掃除機では取り切れないことがあります。そのような場合は、ほうきがオススメです。畳の目に沿って小刻みにほうきを動かし、隙間にたまったゴミやホコリをかき出します。掃除機やほうきでのこまめな掃除は、ダニの繁殖を抑える効果が期待できます!

(畳の目に逆らって掃除をすると、イ草が毛羽立ち、傷ついてしまいます

~乾拭きと換気~

掃除機やほうきでゴミをかき出したら、雑巾を使って表面の汚れを落とします。畳は湿気や水分が苦手なので「乾拭き」をします。こちらも畳の目に沿って丁寧に拭きましょう。

天気の良い日は窓を開けて換気。空気の入れ替えをして、畳に風を通してお部屋の湿気も逃がしましょう。

湿気が多いなと感じたら、除湿器やエアコンのドライを活用して強制的にお部屋の湿気を取り除きましょう。

~簡単なお掃除をこまめに~

梅雨時には週に1回から数回、簡単なお掃除をこまめにしましょう。掃除機をかけるだけなので手間はかかりません。(カビ、ダニ予防になります)

畳の目は細かいので、放っておくとホコリや髪の毛が隙間にたまってしまいます。

まめな掃き掃除をすることでホコリやゴミをためないようにすると、カビやダニの発生を回避できます。

~換気や除湿でダニ・カビ予防~

湿気はダニやカビが発生しやすくなる一番の原因です。畳が乾燥してる状態を保つことが大切です。

天気の良い日は窓を開けて、空気の入れ替えをしましょう。換気扇やサーキュレーターの利用もオススメです。日頃から換気を心がけましょう。

出来れば年に2回くらい天日干しが望ましいのですが、畳の取り外しが大変だったり、干す場所がなかったりと、なかなか難しと思います。

そこで、床から少し畳を浮かして上げて空き缶などを挟み、畳の下に風を通してあげるだけでも効果があります。

梅雨の時期は特に気を使って、積極的に換気や除湿を行いましょう。梅雨時は定期的に畳に空気を通して、イ草にたまった湿気を取り除きましょう。

{豆知識}畳汚れの対処法

畳はクッション性に優れ、音を吸収する効果もあるため、お子様の遊び場として和室や畳のスペースを活用しているご家庭も多いはず。

飲み物をこぼしてしまったり、落書きしてしまったり、どうしても汚してしまいます。

しかし、フローリングと同じように拭いてしまうと、畳を傷める原因になります。

ここからは、畳が汚れてしまった時の対処法について説明していきます。

~お茶やジュースをこぼしてしまったとき~
お茶やジュースをこぼしてしまったときは、すぐに拭き取ります。

畳に液体をこぼした場合は、早目の処置が特に重要になります。時間がたつと、汚れが染み込んで落ちなくなるので、なるべく早く拭き取りましょう。

まずは乾いた布で素早く拭き取ります。強くこすらず、水分を布で吸収するイメージです。

その後、固く絞った雑巾やタオルで畳の目に沿って汚れを拭き取り、最後は乾拭きで仕上げます。

~クレヨンで汚れてしまったとき~

畳についたクレヨンの汚れには、歯磨き粉が有効です。

濡れた雑巾で拭きたくなりますが、クレヨンは油汚れに分類されるので水拭きでは落ちません。汚れを落とすどころか、クレヨンの汚れを更に広げてしまう可能性もあります。

歯磨き粉にはとても細かい研磨剤と漂白成分が含まれているため、クレヨンの汚れ落としに効果があります。

歯ブラシに歯磨き粉をつけて、汚れた部分を優しくこすりブラッシング。畳の目に沿って優しく小刻みに動かすのがポイントです。

強くこすりすぎるとイ草を傷め、変色させてしまうので気をつけましょう。

その後、固く絞った雑巾でふき取ると、ある程度の汚れまでは落とせます。こちらも最後は乾拭きで仕上げ、畳に湿気を残さないようにします。

~人工畳表という選択肢も~

近年、畳表の新素材として注目されているのがビニール素材や和紙に樹脂処理を施して作られた畳表。天然イ草に比べて色褪せしにくく耐久性にも優れています。日光の入るお部屋でも色変化があまりありません。液体などをこぼしてもすぐ拭きとれば染みにもなりにくいです。

菌が発生しにくい畳表なので、アトピーをお持ちの方でも使いやすいことが特徴です。

(カビ等も生えにくいです)

~こまめなお手入れで、畳の持つ吸湿性や抗菌効果を最大限発揮させましょう~

 

 

 

 

 

 

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