襖張替え工程の流れ
1. まず古い襖(ふすま)のメンテナンスをします


古紙をはぐ前に縁を外します。
縁を外したら、古い紙をはいでいきます。古紙をはぐことによって、襖(ふすま)の開閉も容易になり、新しい紙を貼ったときに襖の「そり」も軽減できます。
※この作業を面倒くさがってしない業者(私の経験上、ひどい場合で表裏で10枚ぐらい貼りかぶさっている襖の貼り換えを経験しました)にはご注意ください。
あまりにも紙が貼りがぶさってしまうと中の骨ぐみ部分がゆるんでしまい襖(ふすま)の開け閉めにも影響がでますので、福岡の辻たたみ店では必ずこのメンテナンス工程を行っておりますのでご安心下さい。


次に、古紙をはいだ後は、下貼りの補修を必ず行います。古い紙をはいだあとは、下貼りに穴が開いている事が多いので、ふせ紙を使用し補強をします。その後、骨組み部分の緩みがある場合は、ビスを使用し1か所1か所丁寧におさえて補強していきます。骨組み部分の補強をし、「緩み」をおさえるメンテナンスも非常に重要な工程です。
※このような補強メンテナンスを行わない業者さんには注意が必要です。
2. うけ紙の裁断


うけ紙を裁断します。
3. 新しい紙に張替え


水糊(水で薄めた”のり”)をぬっていきます。



最後に下貼りに、上紙を貼って、襖(ふすま)の貼り換え前のメンテナンス完了です。
4. 襖(ふすま)の絵柄を選んでいただきます






襖(ふすま)の絵柄を選んでいきます。紙の種類も「糸入り」「和紙」「新鳥」といろいろあります。
当専門店では、女性のコーディネーターがいろいろアドバイスをしながら絵柄を決めることができますので、お気軽にご相談できます。
5. 襖の完成です

襖(ふすま)の絵柄の決定後、お客様宅に納品し、お客様の目で直接に確認していただきます。