新畳の工程の流れ
1. まずはじめに、寸法に合わせて畳表を切る
国産のゴザを使用するのは、座ったり寝転んだりと一番肌に触れる敷物なので、日本の風土に合った日本の土で育った「い草」で製織されたゴザに辻たたみ店はこだわっています。
また、辻たたみ店では一級技能士と共に品質管理も受講し品質管理を万全にしておりますので、品質面でまず安心いただけるようにしています。そして、畳職人の技は、やはり包丁・針・椎針・縁引など、畳制作の道具が必要不可欠です。
福岡県大野城市の辻たたみ店では、畳専門学校での技術や知識をもった畳一級技能士の「技」と品質管理をしっかり行った「国産ゴザ」をもとに、一枚一枚丁寧に畳を仕上げていきます。



2. 寸法に合わせて畳床を切る


まずは、測ってきた部屋の寸法にあわせて畳表(ござ)を切ります。
畳は一枚一枚、大きさが微妙に違うので、畳を敷く場所や畳表の大きさをしっかり確認しながら作業を進めます。畳表を切り終わったら、畳のたて糸のところにボンドをつけます。
3. 畳表を張る・カマチを縫う。畳表の幅を切る


次は、畳床を寸法にあわせて切ります。
畳床を切る場合は、畳表を切る時と比べて細かく見なければいけません。
畳の寸法は、1分(約3mm)ずれただけで仕上がりの良し悪しに影響するので畳床を切る作業を適当にやってしまうと後々、大変なことになりますのでしっかり確認しながら作業を進めます。
4. ヘリを付ける


畳床と畳表を切った後は、畳床の上に畳表をのせ、たるみが出ないように張り付けます。
畳表をしっかり張ったら、カマチという部分を縫います。カマチというのは畳のヘリが付いていない部分のことで左の写真で縫っているところのことを言います。
畳のカマチの部分を縫い終わった後は、畳表の幅を切ります。 この作業も畳床を切る作業と同様に細かい寸法を確認しながら進めていきます。 畳を作るには寸法がとても重要なので、畳表を切った後や畳が完成した後でもよく確認するようにしています。
畳表を切り終えたら畳床の幅の要らない部分を切り落とし、写真のようにヘリを縫い付けます。
その後は、縫い付けたヘリを起こし返しと呼ばれる部分を縫っていきます。
ヘリのサンプル
5. 完成
