い草・畳の効用
今、い草・畳表の優れた機能が見直されています。
畳には天然素材のもつ心地よいやすらぎやくつろぎ感があります。空気の清浄化作用や湿度の調節作用があり、クッション性や安全性など様々な点でフローリングにはない優れた機能を持っています。
1. 空気浄化
大気汚染の原因となっている二酸化窒素やシックハウス病の原因とされるホルムアルデヒド等を吸着する機能を持っています。
2. 保湿・断熱性
い草の断面は、スポンジのようになっており、その中に空気がたくさん含まれていますので、羽根布団みたいに適度な温度を保ちます。
3. 湿度調整
い草畳表+ワラ床の6畳間では、約3Lmp吸湿能力があるといわれ ており、乾燥してくると水分を放出してくれるので、自然の湿度調整機と言えます。
4. 弾力性
畳は弾力性に優れ、発育期のこどものバランス感覚を養うのに効果的だと言われています。
5. 芳香性
畳表の匂いは、い草本来が持っている「干し草の香り」
泥染めの時 に使う「染土」がブレンドされたものであり、この香りが嗅覚的にも優しいと言われ鎮静効果があります。
6. 吸音性
タイヤを使った実験では、床表面に柔らかい素材を使うほど、衝撃音が吸収されることが分かっており、床に畳を敷くこと で 音が軽減されます。